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  • 執筆者の写真金井 創

猿投山で夜間通信訓練(JSD 日本防犯防災活動)

更新日:2023年5月12日


愛知県豊田市にある猿投山にて、夜間の通信訓練を実施しました。

猿投山は、林道が整備されており、通信地点付近まで車で登る事が可能です。

地図は、猿投山の山頂を中心にしております。

実際の通信地点は、山頂手前の展望台か、岩場の2か所になります。

今回は、岩場で交信しました。


通信地点の写真です。暗すぎてまともな写真がありませんでした。

下の地図に位置を示してあります。

グーグルマップには、大岩展望台という名称で登録されていました。

標高は、約470mです。

ロケーションが良いので、西尾、三重方面の方と交信ができました。

今回は、アマチュア無線のみの運用でしがた、実際の災害時の想定としては、地震の影響により豊田市内携帯電話基地局が不安定な状況で、なおかつ豊田市内及び、周辺市町村広範囲に及んでいるという設定です。また、車中泊避難等、行政の避難場所、避難所には設定されていないが、自主的に避難をしている場所を対象に無線通信を行う設定です。


行政が設定している正規の避難所には、通信設備が整備されている事が多いと思いますが、それ以外の場所、例えば大きな公園の駐車場などは、車中泊避難には適していますが、通信設備を始め、備蓄や、安否確認対象場所となっていない可能性が高いです。



これらの場所に、通信支援の団体が入り、災害対策本部や物資供給基地を通信回線を確保します。


ただし、アマチュア無線、デジタル簡易無線などは、日常で使用する人や機材の数が限られており、機材の価格も高額なので、備蓄するのは現実的ではないと考えています。また、これらの通信機材は、出力が高いので充電の消耗も激しく、電源供給の課題が出てきてしまいます。通信支援団体が使用する機材としては、これらはとても有効だと考えますが、多数に及ぶと考えられる臨時の避難場所各地からの通信方法としては、数が限られてしまうので、現実的ではないかと考えています。


なので、今回の猿投山のロケーションの良い通信地点に、特定小電力トランシーバーのレピーター(中継器)を設置して、各臨時避難場所と、拠点との中継させる仕組みが良いのではないかと考えております。

私が使用している特定小電力トランシーバー

特小トランシーバーは、出力がアマチュア無線等に比べると小さく、通信距離が短いですが、中継器を介せば遠距離でも交信可能です。また、乾電池1本で運用できるのも、災害時においては電源供給のハードルが下がりとても有効だと考えます。本体価格も、他の無線機に比べて安いのがメリットです。

デメリットとしては、中継器はとても見晴らしの良いロケーションが必要なので、猿投山などの高台に上がる必要があります。


災害時に林道が確実に使用できるかという懸念もあります。

猿投山の林道

次回の猿投山通信訓練では、特小トランシーバー中継器を用意して運用してみたいと考えています。

大岩展望台からの夜景








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